こんにちは、初めまして。北大1年の伊藤です。
ブログ記事を書くのは初めてなので読みにくいかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
今回はタイトルにもあるように「公衆衛生と多職種連携」というテーマでした。
公衆衛生ってご存知ですか?そもそも健康って何でしょう?
公衆衛生とは、集団の健康を分析して地域全体を健康にしようというものだそうです。
今回は2つの話を例にこの視点について学びました。
一つ目はジャクソン君の話。
健康というのは様々な要素が背景になって成り立っていることを理解しました。
WHOの定義によると、健康とは身体的、精神的、社会的、宗教的に完全に良好な状態のことだそうです。
ちなみにハリウッドで有名なロサンゼルスは所得による住み分けが明確な都市としても有名ですが
“先進国”アメリカの貧困地域に住む方々と
発展途上国とよばれる国で精神的、宗教的に満たされている方々ではどちらが健康で幸福なのでしょう?
簡単に数値比較できるものではないですが…機会があればまた話し合ってみたいですね。
二つ目は上流と下流の話。
公衆衛生が現実的には困難な部分もあることを理解しました。
健康を形成する要素が多岐にわたる以上、確かにどうにもできない部分はあるかもしれませんが、
それでも公衆衛生の視点を多くの医療関係者に持っていてほしいと思いました。
また、このお話は災害時のトリアージにも通じるものがあるのかな…と思いました。
さて、医療を担う職種は挙げはじめたらキリがないくらい多いですが
各職種において「公衆衛生学的視点」をもつとどんなことができるのか、
また職種間でどんな連携が必要かについて議論しました。いわゆるSGDです。
私たちのグループで出た意見を一部紹介します。
・医師が一般大衆向けに講演会を開く
・薬剤師が医師、看護師とともに往診に行く
・保健師が地域の健康状況について把握する
・臨床心理士が小学校等に滞在して精神的健康にかかわる
公衆衛生、すなわちいかにして地域全体を健康にするか、について考えると
職種間の連携が不可欠だということをこの議論から実感しました。
公衆衛生と聞いて、初めは下水道整備のイメージしかなかった私ですが、
今回の勉強会を通じて健康そのものについて改めて考えました。
そして健康を構成する要素が多岐にわたるからこそ、職種間の連携が不可欠であることを学びました。
お忙しい中、今回の勉強会を担当してくださった克哉先輩と
このテーマについて共に考え、議論したすずらんメンバーに心から感謝しています。
次回の勉強会は何についてやるのでしょうか?楽しみですね。
それではまたお会いしましょう!(^^)