11/16 勉強会

おはこんにちは。北大歯学部5年の福井です。

今日は医学科1年の朝倉が「釜ヶ崎からみる貧困問題」というテーマで発表してくれました。

日本には四大寄せ場というものがあります。寄せ場とは日雇い労働者が集まるところです。

その一角が大阪は通天閣のすぐ近くにある、釜ヶ崎というところです。

日雇い労働者はどんな1日をすごしているのでしょうか。

なかなか考えたことがないかもしれません、、

朝、日雇い仲介業者に仕事をもらいに行き、9時から17時まで建設現場で労働をし、釜ヶ崎に帰って一泊500円の1.5畳高さ1.5mの建築法違反の宿で床につく

ちょっと今の自分たちの生活とは乖離しすぎているでしょうか

では実際、自分が30歳でリストラにあい、家賃滞納のため家に居れず、5万円しかもっていなかったら、

その後3日は何をするでしょうか。

そんなディスカッションをしました。

自分はとりあえず役所に行って相談。飯は三食100円のカップ麺で、1日2Lの水を120円で買って飲む。

ハローワークに行くにも住所がないと仕事はもらえない。

では役所に行って生活の支援をしてもらおうと。でもなかなかできないみたいですね。

でもNPOで支援をしてる団体がたくさんあるみたいなので、そこに頼るのもありかもしれません。

でも、支援の対象になる人がそのことを知っているとは限らないのです。

ディスカッションの中で生活保護を申請するという話もありました。

しかし生活保護は
①援助してくれる身内がいない
②全く資産をもっていない
③病気や怪我などでやむなく働けない
④上記を満たし、月の収入が生活最低金額を下回る場合(印税とか)

をすべて満たしている状態で受給できるらしいです。

なかなか知らないものです。

日本は他の先進国に対し相対的貧困率が高い。

そして公的扶助が必要な人に行き渡ってないという現状があります。

貧困になるというのは、仕事がなくなり、家がなくなり、お金がなくなり

と、どんどん階段を降りるようになっていくのですが、いざ元に戻ろうとするとき、一気に戻ろうとして乗り越えられない壁があるようです。

支援者は、その壁を階段のようにして、一段ずつあがらせてあげることが重要です。

最後に感想交流をしました。

意外と生活保護の受給のシステムを知らないとか、

役所でどれだけ支援してくれるのかとか、

地域によって差別の度合いが違うとか、、

参加者は少なかったけど、有意義な話ができました。

長々書きました。ここまで全て読んだ人はなかなか物好きです。

ここだけ読んだ人は勘違いするかもしれませんが、ほろ酔いで書いてて楽しかったなぁ〜

次ブログ書く後輩にプレッシャーになるからたくさんかかないつもりが、、、(*_*)

次の人!こんなにたくさん書かなくていいからね!笑

おわり!