札幌医ゼミに行く会“すずらん”ブログ

札幌医ゼミに行く会“すずらん”のブログ…♪

すずらんブログへようこそ!楽しんでいってくださいね♪

2017年12月

12/20(水)「痙攣とてんかん」

どうも!
ブログ書くのはご無沙汰な、代表の北薬大2年伊藤麻菜絵です!

さて、12/20(水)にすずらんの勉強会が行われました!

まず最初の10分勉強会では北薬大1年の木村鴻介くんが、今年のノーベル化学賞を受賞した「クライオ電子顕微鏡」について話してくれました!
従来の電子顕微鏡は強力な電子ビームが生体の試料を破壊してしまい、試料が死んだ状態の観察しかできない課題がありました。しかし、研究者達は水を急速に冷却し、試料の周囲に固定することで、試料を自然な形で観察することに成功し、これを顕微鏡に応用することで、試料を三次元の状態で観察する技術を実現することができたそうです・・・!
とっても難しい内容なのに、1年生でこのテーマにトライした鴻介すごいです・・・
私だったら2年になった今でも途中でギブアップしそう(笑)


次に北大総理1年の竹澤沙良さんが「痙攣とてんかん」という題で通常勉強会を開いてくれました!

「みなさん!突然隣にいた人が、全身痙攣をおこして意識がなくなったらどうしますか?」
というSGDから始まった勉強会。

私たちのグループでは、「とりあえず119番するかなぁ」とか、「念のためAED持ってくるかなぁ」とか・・・
とてもありがちな意見がたくさんでました。笑

でも実は、突然119番したり、AEDを持ってくるのではなく、

①まずは傷病者を落ち着いて観察し、
②安全を確保し、
③頭の下に柔らかいものを置き、回復体位をとらせる

この3つをするべきだそうです。

救急車を呼ぶ場合は
・今までに発作を起こしたことが無い
・発作が5~10分続く
・最初の発作が回復しないうちに次の発作が続いて起こる、または呼吸困難がみられる
etc...
このように、よっぽど重篤な場合のみだそうです。
知らなかった・・・・とてもびっくりです。

それから、てんかんという病気について学んでいきました。てんかんとは発作を反復する慢性大脳疾患であることや、実は100人に1人の割合でいるありふれた病気であることを知りました。


他にも発作の種類や発作誘因、治療法などについて学ぶことができました!


1年生からたくさんのことを教えてもらい、とても勉強になりました。

二人とも、お疲れ様でした(^^)/

さささ、次回の勉強会は年明けです!1/10(水)18:30~
10分勉強会は先日入ってくれたかに君が担当してくれます!!
さらにさらに通常勉強会は私と鳥井沙南がマイケル・ジャクソンをテーマに勉強会をします!
乞うご期待('ω')

12月6日(水)勉強会 音楽療法について

12月6日(水)勉強会  音楽療法について

皆様、こんばんは。
北海道薬科大学 5年 上野 裕大です!!
札幌は雪が降り、例年よりも寒い年となりました((+_+))ガクガクブルブル

さて、今回の勉強会は北薬大のかなこちゃんが「音楽療法」について発表しました。

音楽療法とは、「精神障害者(統合失調症、神経症)、情緒障害(心身症、行動障害)、発達障害者(自閉症。知的障害者)、そして認知症を持っている高齢者などを対象として、心身の障害に対する軽減回復、機能維持の改善、QOL(生活の質の向上)、そして日常生活において問題となる行動の変容に対して音楽を意図的、計画的に使用する」のが定義です。(・_・D フムフム
 また、定義に書かれている対象者に社会復帰、ストレスコントロール、自己表現力、意思伝達力の向上、認知症の改善と進行防止、そして不眠症や不安の軽減などを目的として音楽を使用します。実際に音楽療法で行う場合は、見当識訓練(認識力の確認)、身体機能の維持・改善、情緒の安定などを目標にする。特養(特別養護老人ホーム)では、レクリエーションという形で音楽から始まり(こんにちはの歌を聞く・歌う)、見当識訓練、ストレッチ、発声、ふるさとの歌を聞きながら昔を思い出す回想、リズム活性化などを行います。
 このブログを読んでいるかたは、本当に音楽療法が聞くのか?...そんな疑問があるかもしれませんが、認知症患者のための音楽療法実践(DMT)を研究したものがあり、実践Ⅰ(受容的音楽療法)認知症患者25名(平均80歳)を対象に様々な音楽を一定の期間で聞いてもらった後、脳のα波を測定する。実践Ⅱ(能動的音楽療法)は認知症患者30名を対象(平均年齢80.1歳)を対象にして見当識訓練、音楽を歌ったり、ストレッチなどを行なった後、α波を測定する研究報告を引用しました(スゴ...)。研究結果と考察から、『DMTは認知症の症状回復、QOLの向上の助けになる』とかなこちゃんは話してくれました。
 他にも、クラシック音楽を聴き普段出てこない感情を呼び起こす誘導イメージと音楽(GIM)について話してくれました。
GIMは、自分の中でテーマを決め、音楽を選び、リラクゼーションとエクササイズを通して聞いている音楽をイメージし自分の意識を戻す。所謂自己催眠に近い療法です。GIMをすることで、抑うつ症状、日常生活の葛藤やわだかまり、癌などの疾患による将来や現在の不安症を持っている人にはお勧めと話してくれました。

私は今回の勉強会を聞いて音楽療法は、直接疾患を治すものではなく病に苦しんでいる患者の心や感情を助けてくれる療法だと思いました。そして、2年生でここまで勉強したかなこちゃんの頑張りがスゴイと思いました!!


勉強会終了後は、来年の3月にあるポスト医ゼミに向けて会議をしました!!
弘前医ゼミに行った北大医2朝倉くん、鹿児島医ゼミにいった北大医2がーこちゃん、そして茨城医ゼミにいった北薬大1こうくんがそれぞれのプチ医ゼミで何をしたのかをフィードバックしてくれました。この3人の話も考慮して北海道ポスト医ゼミの会議も進められました。今までの北海道ポスト医ゼミとは違う『面白く、より学びの深い』ポスト医ゼミをすずらんメンバー話し合いながら少しずつ進めていきますので、3月は是非!!北海道に遊びに来てください(*^^)v

次回の勉強会は、さらちゃんがプレゼンターとして話してくれます!
では、皆さんto be continued...。




11月22日勉強会 髪のお話と医療マネジメント

こんにちは!北海道薬科大学2年の西村です。

久しぶりにすずらんに参加しました。今年のすずらんは通常の90分の勉強会以外に10分のプレゼンがあってたくさんタケホメ(take-home messages)出来ました( ´∀` )


10分勉強会 「髪」 
北薬大の磯江さんがプレゼンしてくれました。
皆さんは水素トリートメントというのをご存知でしょうか。今じわじわ話題となっている、最新のトリートメントについて少し語ります。

今までのトリートメントはタンパク質を傷ついた髪の毛に補給をしてシリコンで髪の毛をコーティングして髪の質感をアップさせていただけ(髪本来は傷ついたまま)。これに対して水素導入型トリートメントは髪の毛に本来入らないタンパク質を水素の力で導入し、髪の毛の本来の美しさを取り戻すことが可能に!

磯江さんのお母様が実際に水素トリートメントを行った後の写真をみたら、確かに髪にしっかりと芯があって写真だけでもとてもサラサラに見えました!ステマっぽい!笑
個人的に水素と名がつく商品は信じてなかったけど…笑。水素トリートメントは期待できそうですね
既に幾つかの美容院では水素トリートメントが体験できるそうです。僕もいつかはやってみたいですねー。
磯江さんありがとうございました!


次にManaeさんプレゼンの医療マネジメントです!ざっくり書きます。
ここでの勉強会ではマネジメントという意味の経営学を勉強し、そのうえで、医療マネジメントとは何かを皆でSGDして理解を深めていきました。

まず経営学とは何だと思いますか?僕はとっさお金をいかにたくさん稼ぐかを考える学問かなって思いました…笑
もちろん違いました。人が生きる目的が酸素を吸うことではなく、自己実現を達成することだと定義するならば、企業の目的はお金稼ぎではなく、社会的な価値の実現(豊かな生活の実現)だと考えることが出来る。これを考えるのが経営学。

では医療マネジメントとは何か。アーネストダルコー氏(医師)のダルコーモデルやDPC(包括支払制度)等の事例を元に考えました。ダルコーモデルとは、拠点病院と診療所を繋ぎボツワナ国内の隅々までネットワークを張り巡させること。これでダルコーさんは多くのエイズ患者を治療に成功した。このダルコーモデルを日本でも応用することが可能かをSGDしました。ダルコーモデルではあくまで拠点病院と診療所しか繋がりが無いが、診療所同士での連携があっても良いという意見がでた。これを基に日本でも同じ地区の病院同士で連携が取れると地域医療の活性化に繋がるのではないか…等非常に多くの案が出て議論が白熱しました。

最後に、僕が思う医療マネジメントとは、顧客(患者) が満足する医療サービスを提供することであり、医療経営においては様々な制度をどう活用していくかが重要だと分かりました。Manaeさんありがとう!

さて次回は北薬大の竹原さんが音楽療法についてのプレゼンと医ゼミのミーティングを行います!次回もお楽しみに!

記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ