こんにちは!
今回初めてブログを書かせていただきます。
北海道医療大学薬学部4年の馬渕です。
今回は北海道大学医学部医学科4年の武石さんによる「自閉症スペクトラム障害」というテーマでプレゼンテーションを行ってもらいました~!
まず、自分が母親で発達が遅れている2歳の男の子供がいるという想像から始まり、その子が3歳児検診後に専門医に勧められ、自閉症スペクトラム障害と診断されてしまうことからストーリーが始まり、支援をしながら少しずつ成長していくというものです。
登場人物は母、父、子供(次郎)、医師です。
ここで、自閉症スペクトラム障害(ASD)について説明します。
症状としては主に、人への関心が少ない、交流が難しいなどの社会性の障害、言葉の発達の遅れ、オウム返しをしてしまうなどのコミュニケーションの障害、想像力の障害によりごっこ遊びができない事や、反復的な行動を繰り返してしまう「こだわり行動」などがあります。
他にも、感覚・知覚の異常、能力の発達がアンバランスになってしまうなど様々です。
また、ASDは1950年代~1960年代前半までは家族の育て方の問題、1960年代後半~脳の器質的異常が原因と考えられるようになりました。
現状では、ASDは根本的に治療することが困難で、教育的治療や薬物療法により治療するそうです。
教育的治療としては、米ノースカロライナ州立大学を基盤に自閉症とその家族、関係者を対象に行われているTEACCHプログラムというものがあります。これは、自閉症の人が社会の中で有意義に暮らし、できるだけ自立した行動をできるよう支援をするというものです。
このプログラムでは、周囲を物理的に整理する「物理的構造化」、前もってスケジュールを作成して不安を防ぐ「スケジュール化」、一人で自立して学習や作業などができるようにするための方策を立てる「ワークシステムの作成」による構造化をし、自閉症児の理解を助けます。
SGDではこれらの観点から、発達支援センターの職員になったつもりで、5歳に成長した次郎君の食事に関する課題についてアドバイスを考えました。
今回のプレゼンでは、実際に自分が登場人物となって想像することで、その症状や支援方法についての理解が深まりました~!
勉強会の後には、どのようにしたらパワポで自分の伝えたいことを分かりやすく、伝えられるのかについての議論も行われ、大変盛り上がりましたー。
今回の報告は以上になります!
ここまで読んで頂きありがとうございます